前回書いた我が家の遮音室←完全な防音ではないので遮音なのです
ピアノ室の扉について書こうと思います。
リビングに面しているお部屋なので、
オープンな空間にするために3枚扉のガラス扉のパーテーションにしてもらっているのですが
このパーテーション、設計士さんに聞いてみると
「防音効果が全くないので、普通にピアノを弾くとテレビの音を大きくしないといけないくらい音漏れすると思います」
っと言われどうしようか悩ましい事態に・・・
ピアノ室の扉選び
音って、お部屋から漏れるとき扉の隙間から漏れるのが一番多いんですよね。。。
我が家は外壁に面したお部屋ではないので、外への防音は大丈夫そうなのですが、テレビのすぐ隣にあるピアノ室なので結構大切です。。はじめに設計士さんが提案してくれていた扉はこんな感じ
防音効果がない普通の扉でも17万とかする・・・・・
私がお世話になっている音楽教室の防音室2部屋を仕切っているガラス戸は
プラマードUだと外の音に対して使う仕様のサッシなので
室内用の扉とは音の漏れ具合が全然違うそう!
ピアノ室に外部サッシを入れることのメリット&デメリット
ピアノ室を作ってまわりの壁を遮音壁にしても
扉がペラペラだとせっかく遮音にしてもらったのに意味がなくなってしまう・・・・・
でも!外用のサッシをつけてもメリットばかりではないんです・・・
外用サッシって
こんな感じに段差が生まれるんですよね。。。
なのでリビングとピアノ室の間に10cmほど段差ができるそう。
ただ。段差は低ければつまずきやすくなるので
もしもこの段差を作るとするなら15cmほどの段を作った方が良いとのこと。
そして、1段またいでピアノ室の床はリビングとかと同じ高さにするか
ピアノ室の床ごと15cm上げてしまうか?
っとのこと。
そうすると、ピアノ室だけ天井高は2.2mちょっとになるんだそう。
でも、1段またぎって小さい子供がいる家にとっては怪我のリスクがあったり
なんだか見栄え的にも・・・・・
なので、ピアノ室だけ床を15cm上げてもらうことで決定して設計し直してもらうことにしました。
何度も思うんだけれど、出来上がってみないと細かい段差の部分とかってイマイチピンとこないんですよね・・・・・
少しでもご近所に気兼ねなく楽器が演奏できればいいので楽しみです♡
ピアノ室をつくるための防音対策は?
自宅でピアノを演奏するためには、防音対策が欠かせません。
特に近隣住宅が密集している環境では、音漏れがトラブルの原因になることもあります。
ピアノ室の防音が重要な理由
ピアノは大音量で響く楽器であり、周囲への音漏れが発生しやすいのが特徴です。
特に低音域の振動は壁や床を通じて伝わりやすく、思った以上に遠くまで音が響くことがあります。
自宅で快適にピアノを弾くためには、周囲の環境に配慮した防音対策を講じる必要があります。
また、防音対策は音漏れを防ぐだけでなく、外部の騒音を遮断する効果もあります。
これにより、演奏中に集中力を維持しやすくなり、より良い演奏環境を作ることが可能です。
ピアノ室の防音対策に必要な基本要素
ピアノ室を作る際には、以下の基本的な防音要素を取り入れることが重要です。
1. 壁の防音対策
壁からの音漏れを防ぐためには、防音材を取り入れることが効果的です。防音材としては、以下のようなものが使用されます。
- 吸音材: 音を吸収して反響を抑える効果がある。グラスウールやウレタンフォームが代表的。
- 遮音材: 音を通さないようにする素材。遮音シートや防音パネルが効果的。
また、壁全体に防音材を施工することで、音漏れを大幅に減らすことができます。既存の壁の上から貼り付けられる防音シートも手軽に利用できるアイテムです。
2. 床の防音対策
ピアノの音は床を通じて振動として伝わります。これを防ぐためには、床の防音対策が欠かせません。
- 防振マットの使用: ピアノの下に防振マットを敷くことで、振動を抑える効果があります。これにより、低音域の音漏れを軽減できます。
- 防音カーペット: 床全体を覆う防音カーペットは、音の跳ね返りを抑えるだけでなく、振動も軽減します。
3. 窓の防音対策
窓は音が漏れやすい場所の一つです。窓の防音対策には、以下の方法があります。
- 防音カーテンの設置: 厚手の防音カーテンを使用することで、外部への音漏れを抑えることができます。
- 二重窓の導入: 窓を二重にすることで、音漏れと外部からの騒音を遮断する効果があります。
ピアノ室の設計における追加の工夫
1. 部屋の選び方
ピアノ室を作る際には、部屋の選び方も重要です。音漏れを最小限に抑えるためには、以下のポイントを考慮しましょう。
- 建物の中央にある部屋: 外壁に接していない部屋は音漏れが少なく、理想的なピアノ室になります。
- 上下階への配慮: マンションの場合、1階または最上階にピアノ室を設けると、上下階への音漏れを抑えやすくなります。
2. 防音ドアの導入
部屋の扉は音漏れが発生しやすい箇所です。防音性能の高いドアを導入することで、音漏れをさらに抑えることができます。防音ドアは気密性が高く、遮音効果が高い設計になっています。
3. 室内の音響調整
ピアノ室は防音だけでなく、音響環境にも配慮する必要があります。吸音材を適切に配置することで、部屋の音響を整え、ピアノの音が自然に響くように調整できます。例えば、壁に吸音パネルを設置することで、余分な反響音を抑えることが可能です。
防音室の選択
ピアノ室を作る際には、防音対策が施された部屋をゼロから設計する方法以外にも、
既製の防音室を導入する選択肢があります。
- 組み立て式防音室: 簡単に設置できる防音室で、賃貸住宅でも使用可能。ヤマハの「アビテックス」などが人気です。
- 専門業者による施工: より高い防音性能を求める場合は、専門業者に依頼して防音工事を行うことを検討しましょう。
ピアノ室を快適にするためのポイント
防音対策に加え、ピアノ室を快適な空間にするための工夫も大切です。
- 換気と空調の確保
防音対策が施された部屋は密閉性が高いため、換気システムやエアコンを設置して快適な環境を保つことが重要です。 - 収納スペースの確保
楽譜や小物類を収納するスペースを確保することで、スッキリとした空間を保つことができます。 - インテリアの工夫
視覚的にも快適な空間を作るために、好きなカラーやデザインを取り入れたインテリアを整えましょう。
ピアノ室を作る際には、防音対策をしっかりと行うことで、快適で周囲に配慮した演奏環境を実現できます。適切な防音技術や設備を導入し、自宅での演奏時間をより充実したものにしてみてはいかがでしょうか!