お家作りが進んで、土地の解体や整地が終わるといよいよ時縄を張って
地鎮祭の準備をしてくれます。
そこで我が家が思った疑問は
地鎮祭って何を用意するの?
そもそも地鎮祭はするべきなの?っと色々。
そんな地鎮祭に関する疑問をまとめてみました
地鎮祭とは何か?基本的な知識

地鎮祭(じちんさい)は、新しく家を建てる際に土地の神様を鎮め、
工事の安全を祈るための儀式です。
特に日本の伝統的な家づくりでは、多くの家庭で行われてきた重要なイベントです。
地鎮祭の目的と意味
地鎮祭の最大の目的は、これから建てる家や土地を守るために土地の神様(地鎮の神)に
お祈りをすることです。
また、工事中の安全を願い、無事に建築が終わるように祈る意味もあります。
- 家族と土地との結びつきを深める
地鎮祭は単なる儀式ではなく、家族と土地の縁を結び、
新生活のスタートを気持ちよく迎えるための重要な行事です。 - 工事関係者との信頼関係を築く
施工会社や工務店のスタッフも参加することが多く、
工事の安全を祈る場としても意味があります。
地鎮祭を行うタイミングと必要性
地鎮祭は、土地の整地が終わり、基礎工事を始める前のタイミングで行うのが一般的です。
土地が整地された状態で行うことで、神主さんが安全を祈る儀式をスムーズに進められます。
- 標準的なタイミング
土地が整った後、工事着手の1~2週間前に行われることが多いです。 - 参加者の確認
施主(家を建てる人)と家族、施工会社の代表、そして神主さんが主な参加者となります。 - 必要性の判断
地鎮祭は必須ではありませんが、土地に感謝し、無事な工事を祈るために行う家庭が多いです。
地鎮祭が不要とされるケース
最近では、地鎮祭を省略するケースも増えています。
その理由や背景を理解し、自分たちの状況に合わせた選択をしましょう。
- 建て替えの場合
以前から住んでいる土地の場合、「すでに神様が宿っている」と考え、
省略する家庭もあります。 - 簡略化した形式を選ぶ場合
費用や時間の都合で、簡易的な祈祷だけで済ませることも可能です。 - 地域の慣習
一部の地域では地鎮祭をあまり重視しないこともあります。施工会社に相談してみると良いでしょう。
地鎮祭当日までに準備すべきこと

地鎮祭をスムーズに進めるためには、施主として事前に準備しておくべきことがあります。
特に初穂料やのし袋など、慣れていない方にとっては戸惑うポイントもあるかもしれません。
初穂料・玉串料の相場と用意方法
地鎮祭では、神主さんにお礼として初穂料(はつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう)を渡します。
この費用は地域や神社によって異なりますが、一般的な相場を押さえておきましょう。
- 相場
初穂料や玉串料の相場は、一般的に2~5万円程度です。事前に施工会社や神社に確認しておくと安心です。 - 渡し方
白無地の封筒またはのし袋を使い、「初穂料」または「玉串料」と表書きを書きます。下段には施主の名前をフルネームで記入します。 - お札や小銭の注意
新札を用意し、封筒の中には折れ目がつかないよう丁寧に入れましょう。
持参するべきのし袋とお金の包み方

のし袋の選び方や具体的な書き方もポイントです。
- のし袋の選び方
「御祝儀袋」ではなく、白無地の封筒やシンプルなのし袋を選びましょう。飾りが多いものは避けるのがマナーです。 - 書き方の例
表書きには「初穂料」または「玉串料」と書き、下段には施主の名前を記入します。連名の場合、代表者名を記載します。 - お金の入れ方
袋の中に現金を入れる際は、金額に応じて対応する大きさの袋を使いましょう。小銭を避け、新札を準備するのがベストです。
施主が準備するその他のアイテム
基本的に、地鎮祭に必要な祭壇の飾り物や供物(野菜、果物、お酒など)は
神主さんや施工会社が準備してくれます。
しかし、施主側が用意するべき場合もあるので確認が必要です。
- 供物
施工会社が用意しない場合、地元のスーパーで野菜や果物を揃えます。
具体的には、米、酒、塩、魚などが一般的です。 - 参加者への心遣い
簡単なお菓子や飲み物を用意すると、参列者に感謝の気持ちを伝えられます。 - 服装
地鎮祭の服装はカジュアル過ぎないものを選びます。
特に女性の場合は、ワンピースやスラックスがおすすめです。
地鎮祭当日の流れと参加者の役割

地鎮祭当日は、土地の神様に感謝し、工事の無事を祈る重要な儀式が行われます。
初めて地鎮祭に参加する場合、どのように進むのか、
施主として何をすれば良いのか不安に思う方もいるでしょう。
地鎮祭の具体的な進行手順
地鎮祭は、神主さんの指示に従って進行します。
基本的な流れを知っておくことで、当日スムーズに参加できます。
- 開始の挨拶
神主さんが儀式の開始を宣言し、参加者全員が一礼します。 - 修祓(しゅばつ)
神主さんが参列者と土地を清める儀式を行います。清めの塩や酒を使って悪いものを祓います。 - 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主さんが神様に祈りを捧げ、土地の安全を願う祝詞を唱えます。 - 鍬入れの儀(くわいれのぎ)
施主が鍬(くわ)を使い、土地をならす動作を行います。これは「工事開始」を象徴する重要な儀式です。 - 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
施主や家族が玉串(たまぐし)を神前に捧げ、一礼します。この際は神主さんの指示に従いましょう。 - 撤饌(てっせん)
最後に神様に捧げた供物を下げ、神主さんが終了を宣言します。参加者全員で一礼して終了です。
参加者の人数と施主の立ち位置
地鎮祭に参加する主なメンバーは以下の通りです。
施主としての役割や立ち位置を知っておくと安心です。
- 参加者
施主と家族、施工会社の代表者(現場監督など)、神主さんが一般的です。親族や友人を招く場合は事前に人数を調整しておきましょう。 - 施主の立ち位置
神前に向かって左側が施主の立ち位置です。家族が一緒の場合は施主の隣に並びます。施工会社の担当者はその後ろか右側に配置されることが多いです。 - 役割
施主は鍬入れの儀や玉串奉奠を担当します。参加者全員で一体感を持って進めるのがポイントです。
当日の服装マナー:女性編と全体の注意点
地鎮祭はフォーマルな場面ですので、服装にも気を配る必要があります。
特に女性の服装選びは悩むことも多いでしょう。
- 女性の服装
シンプルなワンピースやスラックスが適しています。露出の多い服やカジュアルすぎる服装は避け、清潔感を重視しましょう。靴はパンプスやローヒールがおすすめです。 - 男性の服装
スーツやジャケットが一般的ですが、ビジネスカジュアル程度でも問題ありません。派手な色やデザインは控えましょう。 - 全体の注意点
天候に応じて防寒着や雨具を用意し、動きやすい服装を心がけます。また、写真撮影をする場合は目立たない位置で行うのがマナーです。
地鎮祭を成功させるためのポイント

地鎮祭を無事に終えるためには、地域の習慣やハウスメーカーのサポートを活用することが重要です。
地域ごとの地鎮祭の違いを理解する
地鎮祭のやり方や進行方法は地域によって異なる場合があります。
地域特有の習慣を事前に確認しておきましょう。
- 供物の内容
地域によっては魚や野菜など、特定の供物が必要な場合があります。
神社や施工会社に相談して確認すると良いです。 - 儀式の進行
地域によっては独自の手順が加わることもあります。
地元の神社に依頼する場合は、その詳細を聞いておきましょう。
大手ハウスメーカーと地元工務店の違い
地鎮祭を行う際、依頼先によって準備や進行が変わることがあります。
大手ハウスメーカーと地元工務店の違いを理解しておきましょう。
- 大手ハウスメーカー
多くの場合、地鎮祭の準備を一括して対応してくれます。
供物やテントの手配などを含め、スムーズに進むのが特徴です。 - 地元工務店
地域に根付いた慣習に詳しく、土地に適した地鎮祭を提案してくれることが多いです。
ただし、準備は施主側に任されることがあるので注意しましょう。
地鎮祭をシンプルに済ませる方法
時間や費用の都合で地鎮祭を簡素化したい場合は、以下の方法を検討してください。
- 簡易的な祈祷を依頼
地鎮祭を省略し、工事の安全祈願のみを神社で行う選択肢もあります。費用も抑えられます。 - 施工会社主導で進める
施工会社に地鎮祭の簡略化を相談し、簡単な形式で進めてもらう方法もあります。 - 家族だけで行う方法
必要最低限の供物を用意し、家族で簡単なお祈りをする方法も選べます。この場合でも、真心を込めて祈ることが大切です。
地鎮祭は新しい家づくりのスタートとなる重要なイベントです。
しっかり準備し、地域の慣習や参加者の役割を理解することで、スムーズに進行できます。
この記事を参考に、思い出に残る地鎮祭を迎えてくださいね!
建替えのお家は地鎮祭はやらない!?
我が家は夫の実家を建て替えて、二世帯住宅を建てています。
なので、もう約半世紀お世話になっている土地。
実家を解体する日程が決まって、営業さんから工事のスケジュールの打ち合わせがあった時に、
「地鎮祭は今回いかがしましょうか?今回は建替えなので、地鎮祭をやらなくても全然いいと思うのですが〜」
と言われて、
(建替えは地鎮祭をやらなくてもいいんだ!そりゃ〜知らなかった。じゃぁやらなくてもいいかな〜)
っとちょっと思っていました。
実家の建替えの場合はほとんどやらないんだそう。
営業さんの考えや、住んでいる地域で違うんでしょうけれど・・・。
我が家のある関東の比較的都会のところでは、あまり派手に地鎮祭や上等をしているお家を見たことがないので
そういうものなのかな???
そんなことを言われたので、やらない方向に傾いていたけれど、家を建てる一区切りということでやることにしました。

地鎮祭当日の朝、時縄を張ってテントを立ててくれていて
しっかりと準備をしてくださっていました。
地鎮祭で準備するもの
まったく地鎮祭について分からなかったので
正直に営業さんに「地鎮祭のことがまったくわからないので教えて下さい」
っと言って、何人集まるか?どういうことをやるのか?
どのくらいの時間で終わるのか?
っと細かく教えてもらえたので楽でした。
あとはネットで実際に地鎮祭をやった人のブログなどを覗きに行ったり
でも、同じ地域の方のブログだとイメージがつきやすいけれど
地域によってはすごく盛大に儀式的にやっているところも。
我が家は簡単にすませられて良かったなと思いました。
当日の持ち物は
包むお金だけでした。
「当日、神主さんにお渡しするお金を包んできていただければ大丈夫です」
っとは言ってもらっていたけれど、
家を建てた知り合いの方々に色々聞いてみると
「ちょっとしたお菓子とクオカードでも渡せばいいんじゃないかな?ウチはそうしたよ〜」
などと教えてもらったので、
出席予定者の人数を聞いて、当日お渡ししました。

祭壇に置く、野菜や果物、お神酒なども全部神主さんが用意してくれていたので
何もすることなくだったけれど、
大手ハウスメーカーはわりとこのあたりの準備はしないところが多いみたいで
地元の工務店などの小さい会社にお願いした人の中には
お供えする野菜なども自分たちで準備するところもあるみたいなので
営業さんに疑問に思ったことは思い切ってなんでも聞いてみた方がいいなと思いました。